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秘密管理が徹底した逃がし屋 【闇先案内人 上】 [書籍にドロップキック!!]

闇先案内人〈上〉 (文春文庫)

闇先案内人〈上〉 (文春文庫)

闇先案内人(上) [ 大沢在昌 ]

 

■ヒトコト感想
ヤクザに追われるようなやばい人間を逃がす「逃がし屋」葛原が主人公の本作。葛原の仕事は秘密管理を徹底しており、仲間との連絡すら細心の注意を払う。そんな葛原が警察庁の幹部から仕事を依頼される。仕事の内容は、同業者が逃がそうとしている人物を見つけ出すことだ。まず、逃がし屋という稼業の説明代わりのエピソードが描かれる。

暴力的な何かをするわけではなく、綿密に計画されたとおりの行動で対象を逃がす。追っ手がヤクザということで、見つかれば葛原たちも危険にさらされるのだが…。同業者の成滝が逃がそうとする人物を見つけ出す仕事を、警察庁幹部に脅されながら実行する葛原。成滝の存在が非常に不気味だ。正体をまったく明かさず、完璧な仕事をする成滝。かなり興味深いキャラクターだ。

ストーリー

やばい「客」を追手の手が届かない闇の先に逃がす―それが「逃がし屋」葛原の仕事だ。「極秘入国した隣国の最重要人物を捕えて逃がせ」。依頼はよりによって警察庁幹部からだった。断れば殺人犯として追われる。大阪に向かった葛原を待ち受けるのは、暗殺を狙う隣国の工作員たち。壮絶なチェイスが始まった。

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本当はワトソンも能力は高い 【新しい15匹のネズミのフライ】 [書籍にドロップキック!!]

送料無料/新しい十五匹のネズミのフライ ジョン・H・ワトソンの冒険/島田荘司

 

■ヒトコト感想
基本的にはホームズ関係の知識がないと面白さを味わえないだろう。ホームズの有名作品をモチーフとして、微妙な繋がりやキーワードを登場させている。「新しい15匹のネズミのフライ」という言葉それだけで物語の謎を作り上げている。大泥棒たちがどのようにして監獄から脱走するかという話だ。謎を解き明かす役であるはずのホームズが薬物中毒となり入院する。

となると、あとはワトソンが頑張るしかない。「まだらの紐」など名作を関連づけることで、ホームズファンを惹きつけている。ただ、内容としては単純なので、ホームズの知識がない人にとっては何が面白いのかまったくわからないだろう。マニアックな知識は必要ないが、最低限のホームズの知識は必要だ。

ストーリー

「赤毛組合」の犯人一味が脱獄した!ワトソン博士のもとに、驚天動地の知らせが舞い込んだ。だが肝心のホームズは重度のコカイン中毒で幻覚を見る状態…。犯人たちの仰天の大計画とは。その陰で囁かれた謎の言葉「新しい十五匹のネズミのフライ」とは。

そして「赤毛組合」事件の書かれざる真相とは。果たして、われらがホームズが復活する時は来るのか―。さまざまなホームズ作品のエッセンスを、英国流のユーモアあふれる冒険譚に昇華させた大作。 

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12歳には過酷すぎる旅 【タリスマン 上】 [書籍にドロップキック!!]

タリスマン〈上〉 (新潮文庫)

タリスマン〈上〉 (新潮文庫)

【中古】 タリスマン 上巻 / スティーヴン キング / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】

 

■ヒトコト感想
癌をわずらった母親を助けるために異世界(テリトリー)へタリスマンを探しに向かうジャックの物語。異世界との行き来は黒人スピーディから貰った謎の飲み物のみ。異世界には現実世界と同一人物が分身者としていたりする。12歳のジャックの冒険は強烈だ。異世界では拷問され死の危険に直面する。現実世界ではヒッチハイクしながらの旅で、いつ補導されるかわからない。

ジャックに特別な能力があるわけでもなく、ジャックと同じく異世界へ行き来しているような人物もいる。ファンタジーあふれる流れで、上巻でのピークはジャックが異世界から偶然連れ帰ってしまった狼男との、現実世界でのヒッチハイクの旅だろう。12歳が経験するには苛酷すぎる現実だ。

■ストーリー

ジャック・ソーヤーは12歳、病身の母と2人、アメリカ東海岸の保養地でひっそり暮している。母の病気は癌らしい。ある日、さびれた遊園地で、ジャックは不思議な黒人スピーディに出会った。タリスマンがあれば母は助かる、そう彼は教えてくれた。タリスマンとは一体なんだろう?ジャックは独り試練の旅に出発する―母の生命を救うために。

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葉村シリーズの特徴が凝縮 【さよならの手口】 [書籍にドロップキック!!]

さよならの手口 (文春文庫)

さよならの手口 (文春文庫)

  • 作者: 若竹 七海
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 文庫

さよならの手口 [ 若竹七海 ]

 

■ヒトコト感想
葉村晶シリーズ。シリーズを読んでいなくとも楽しめるようになっている。二十年前に家出した娘を探してくれと依頼される葉村。有名女優の、父親が不明な子供ということで昔話題となり、調査した探偵が消息不明というきな臭い調査だ。葉村の行動はまっとうなのだが、他者の悪意が相変わらず強烈だ。

依頼とは別に偶然知り合った女と意気投合し、葉村が住むシェアハウスを紹介したり。警察ににらまれ、スパイ絡みのことをやらされたり。正式な探偵ではないので、大手の探偵事務所に仮所属したり。ごちゃごちゃとした流れだが、適切に整理されており、ミステリアスな展開はすさまじい。なぜ娘は失踪したのか。そこには誰もが想像しえない衝撃的な理由があった。

■ストーリー

探偵を休業し、ミステリ専門店バイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた―。

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娘に嫌われていると考える母親 【母性】 [書籍にドロップキック!!]

母性 (新潮文庫)

母性 (新潮文庫)

母性 [ 湊かなえ ]

 

■ヒトコト感想
母親と娘それぞれの視点で描かれる物語。作者得意の独白形式で、そこに第三者目線が入ることで事件の全容がみえてくる。女子高生が倒れていたのは、自殺未遂なのかそれとも事故か、または…。母親が考える幸せの形と、娘の考えの違い。母性というタイトルどおり、母親が子供にそそぐ愛情について描かれている。

母親の母性とは生まれながらにしてあるものなのか、それとも社会性から作り上げられるものなのか。娘に嫌われると思い込む母親と、母親の理想とする娘になれないと苦悩する娘。夫との関係や夫の家族との関係など、読んでいて思わず怒りを覚えるようなキャラクターもいる。そこまで感情移入できるのは、作者の筆力がすばらしいからだろう。

ストーリー

女子高生が自宅の庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が入り混じり、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。

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東北の震災を忘れない 【そして、星の輝く夜がくる】 [書籍にドロップキック!!]

そして、星の輝く夜がくる (講談社文庫)

そして、星の輝く夜がくる (講談社文庫)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/12/15
  • メディア: 文庫

そして、星の輝く夜がくる [ 真山仁 ]

 

■ヒトコト感想
東日本大震災で被災した東北地方の小学校に赴任した教師の物語。作者らしくないというか、重松清の作品のように思えてしまう。自身も阪神大震災の被災者である教師小野寺が、東北の子供たちと本音の交流をする。きれいごとばかりではなく、多少むちゃくちゃなことを言ったりもする。勢いで周りを巻き込むタイプの問題教師だが、校長が理解者のためうまくいっている。

被災者は我慢しすぎだとか、子供は親に本音を言えずに苦しんでいるなど、被災したことによる被災者の我慢がとりあげられている。必ずしも小野寺の意見が正しいわけではない。作中でも小野寺を支持するパターンばかりではない。忘れさられようとする東北のことを思い出すきっかけになる作品だ。

■ストーリー

東日本大震災の爪痕が生々しく残る東北地方の小学校に、神戸から赴任した応援教師・小野寺徹平。かつて阪神・淡路大震災を経験した彼は、心に傷を負った子どもたち、父兄たちとの”本音の交流”を通して、被災地が抱える問題と向き合っていく。

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勉強するという感覚なしに楽しめる 【世界史の極意】 [書籍にドロップキック!!]

世界史の極意 [ 佐藤優 ]

 

■ヒトコト感想
世界史といっても歴史を勉強するというたぐいではない。過去の歴史の鍵となる部分を学び、現在起こっていることを検証する。印象的なのは帝国主義の記載部分だ。学生時代に軽く勉強した程度の知識しかないので、帝国主義とはどのようにして作り上げられ崩壊したのかは非常に興味深い。それでいて、新・帝国主義として現代へと繋がる。

この強烈なインパクトはすさまじい。帝国主義が最終的には戦争に向かっていったことを考えると、新帝国主義はどのような末路をたどるのか。キリスト教とイスラムなどは、ほとんど知識がなく新鮮な気持ちで読むことができた。今、世界で起きていることを紐解くには、過去を学ぶことが一番なのかもしれない。

ストーリー

ウクライナ危機、イスラム国、スコットランド問題…世界はどこに向かうのか?戦争の時代は繰り返されるのか?「資本主義と帝国主義」「ナショナリズム」「キリスト教とイスラム」の3つのテーマを立て、現在の
世界を読み解くうえで必須の歴史的出来事を厳選、明快に解説!激動の国際情勢を見通すための世界史のレッスン。 

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ホームズ好きはどうぞ 【バスカビル家の犬】 [書籍にドロップキック!!]

バスカビル家の犬 痛快世界の冒険文学 (24)

バスカビル家の犬 痛快世界の冒険文学 (24)

バスカヴィル家の犬 [ コナン・ドイル ]

 

■ヒトコト感想
コナン・ドイル原作のシャーロックホームズシリーズのひとつを原作とした作品。原作は未読。そのため新鮮な気持ちで読むことができた。バスカビル家に存在する伝説。そして伝説のとおりに殺される者。ポイントは伝説の魔犬が存在するかどうかだ。ワトソンが最初に現場に乗り込み、調査し、報告をホームズへ行う。そこでホームズが最後にずばりと謎解きをする。

昔からあるミステリーの定番としての流れではある。魔犬や底なし沼など、ミステリアスな要素は多数ある。伝説で終わらせる展開ではなく、科学的なオチをしっかりとつけている。ラストの解明に向けての流れは非常にハラハラしながら読むことができ、子供のころに読んだホームズシリーズを思い出した

■ストーリー

英国中部の荒野に建つバスカビル家の館。当主のチャールズ卿が不可解な死を遂げた現場には、巨大な犬の足跡が残されていた。その死の真相を探るのは、ロンドン・ベーカー街に住む、S・ホームズ。この沈着冷静な名探偵が僚友ワトスン博士と共に、魔犬伝説の謎を解く

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過去に戻れるならヒトラーを殺すか? 【デッド・ゾーン 下】 [書籍にドロップキック!!]

【中古】 デッド・ゾーン 下巻 / スティーヴン キング / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】

 

■ヒトコト感想
超能力者として世間に認知されつつあるジョン。ただ、インチキだという評判に変わりつつもある。ジョンは平凡な暮らしをしたいだけ。セーラとの交流。父親との平凡な暮らし。教師職業を手に入れたジョンは日常を取り戻すかと思われたのだが…。

ジョンの能力が高まり、触れた人の未来までも見えてしまう。未来が見えるために苦悩するジョン。不幸な未来が明らかになっている状態で、ジョンはどのような行動をとるべきなのか。もし、過去に戻れるとしたらヒトラーをどうするか?というジョンの問いがすべてを表している。自分の能力は人に信じてもらうのは難しい。そんな状況で苦悩するジョンが最後にとった行動は非常に感動的だ。

ストーリー

まがいものの“神”になってしまったジョンの苦悩は続いた。人は誰でも将来を教えてもらいたがるが、それは決してその人に幸せをもたらさない。その上,彼にはすべてが見通せるわけではなかった。頭の一部に黒い塊=デッド・ゾーンがあって、そこにある情報は出てこないのだ。それでも彼には予知できた―有力な大統領候補者のスティルソンが、国をどこに率いていくつもりなのかを。

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生保破綻の舞台裏 【ダブルギアリング 連鎖破綻】 [書籍にドロップキック!!]

ダブルギアリング 連鎖破綻 (角川文庫)

ダブルギアリング 連鎖破綻 (角川文庫)

ダブルギアリング [ 真山仁 ]

 

■ヒトコト感想
大手生保が破綻するまでを描いた作品。生命保険会社というのは、掛け捨ての保険であればまだしも、積み立て型であれば契約者に返金する必要がある。生保が破綻するという噂が少しでも立てば、たちまち生保はピンチにおちいる。架空の清和生命を舞台に描かれた本作。明らかにモデルの企業があるとわかる内容となっている。

生保がつぶれた際の連鎖破綻を危惧する政府と官僚。合併してでも生き残ろうと画策する生保幹部たち。謀略の限りを尽くしてでも、生き残ろうとする生保。どう考えても良い材料がなく、破綻へまっしぐらな状態であっても裏技を使い生き残ろうとする。巨大生保がつぶれることの影響の大きさを感じさせられる物語だ。

ストーリー

破綻寸前に追いこまれた大手生命保険会社・清和生命。顧客からの解約、経営統合のキャンセルなど八方塞がりの状況の中、業界の暗部を歩んできた社長室次長の各務と、彼の同期で関西に左遷された中根は、生き残りのために奔走する。崖っ縁に立たされた彼らは、社長の命を受け最後の大きな賭けに打って出たが…。

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